今更ながら初夏の小品盆栽展レポート

どうしてこうなってしまったのか、小鉢会「初夏の小品盆栽展」の模様のご報告です。

Mon, 23 Sep 2019 | 小鉢会

前回の展示会報告ブログの時には心を入れ替えると言ったばかりでしたが、結局私の心はまたしてもカルキのついた鉢のように汚れてしまったようです。

ということで、2019年6月4日から9日まで神代植物公園にて開催していました、小鉢会主催の「初夏の小品盆栽展」を振り返ります。 今回は自分の席飾りだけとさせていただきます。 もはや記憶もおぼろげです。

1席目

jpg この席のコンセプトはなんといっても床の間飾りをメインとした、和の庭の風景です。 では1鉢ずつざっと見ていきます。

jpg 写真では蕾すら良く見えませんが、ずっと開花を待っていたサツキ(品種不明)です。 会期中に咲くかと思いきや、最後まで咲きませんでした。 結局、真っ白な花が咲いてくれましたが、それでも品種はよくわからずw

なお、このサツキは是好さんの鉢に植わっています。 是好さんは我らが小鉢会の命名者であり、立て看板も書いてくれた方で、小鉢会と縁が深いのだそうです。

後ろに見えているのは、私のお気に入りの多肉、アナカンプセロス(桜吹雪)です。 多肉は水切れという心配がほとんどなくて維持しやすくて良いですねー。

jpg 私のTwitter @fujimax6 ではよくツイートしていましたが、骨董市で買ってきた行灯(ランプシェード)を改造して作ったものです。 掛け軸には「日々是好日」と書いてみました。 何気に一番大変だったのは、この掛け軸を止める紐部分の細かい作業でしたw 日々是好日の中には「是好」という文字がありますが、先ほどのサツキの鉢の作者、是好さんともかけてみました(誰も気付かない)。

このカリンは幹肌も荒れてきていて、葉も小さく、暴れることもなく、とても優秀な樹です。 季の風さんからいただいてきたものです。 ちなみにこの鉢は私が七輪で焼いた切立長方です。 かなり高温で焼いているので、こういう備前焼のような色合いになっています。

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今回のホントのメインはこの夏茱萸。 これはツイ盆展でも5月に投稿していましたが、その時のテーマが「盆栽と添配」だったということもあり、この凡人さん からいただいたカエルの添配と合わせて引き続き飾らせていただきました。 実が色づいてから3週間程度は経っていたはずですが、鳥に見つからないように、棚場の陰にこっそり隠していたら、なんとか飾るまで実を維持することができました。

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私的なホントのホントのメインはこの黒松w 私の好きな樹種ナンバーワンは断然黒松なんですが、うちの黒松の中でも比較的小さく維持できていて、幹肌もキテいる優等生です。 同じ会のベテランさんからもこの黒松はお褒めの言葉をいただきました。 あぁ黒松。なぜ黒松にはこんなに惹かれてしまうのか…w

今思うと、もうちょっと格式ばった鉢に植えてもいいかもしれないですね。 今の鉢は素朴な感じがしますね。 あと、この卓も百均のヒノキの立方体のものですが、この席では少し浮いてしまっていましたね。

2席目

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相変わらず前回に続いて自作の卓を使った席飾り。 この席はあまり景色については考えずに、飾りたい樹を飾りたいままに自由に飾らせていただきました。

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いってこいの赤松w 元々は上にひょろっと伸びていただけの素材でしたが、途中で折り返して曲をつけました。 そして動きを出すように、少し斜めに植えつけました。 自然界ではこんな樹形はまず無いんでしょうが、ちょっとした遊びゴコロで飾ってしまいました。

内心ちょっとドキドキものだったのですが、その後の講評でもこういうのもあってもいいんじゃないか、という評をいただきほっと一安心です。

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棚の方はこんな感じ。

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天を飾るのは講師の方から頂いた真柏。 無理な改作のせいでほぼほぼ杉っ葉です。

しかし、見ていただきたいのは樹ではなくこの鉢です。 登り窯で焼成してくれるという夢のようなキャンペーンがあり、これに当選して焼いてもらった鉢なんです。

締め切りが結構タイトだったのと、海外出張も重なってしまい、当選後数日で成形してそこからひたすら乾燥させ、なんとか締め切り当日に発送したものですが、こんなにいい感じに焼いてくれてとっても感激しました。 なお、粘土は木節粘土が多めのブレンドで、そのせいか表面につぶつぶがありますね。

真柏には泥物というもっと深い色の焼締め鉢がよく使われますが、こんな取り合わせもあってもいいのではないでしょうか?

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実はこちらの小判鉢も同じく登り窯で焼成してもらったもの。 緑のカラー粘土を使ったのですが、こちらは登り窯らしい色合いがあまり出ませんでした。 カラー粘土じゃダメですね。

なお、このニオイカエデはあとで講師の方からは、下枝を充実さえて上枝はもっと軽くした方が良いというコメントを頂きました。

右にあるのはイワオモダカ。 小さくまとまって、なかなか丈夫だし、使えるヤツです。 この鉢はカリンの鉢と同じく七輪で焼成したものです。 七輪焼成楽しすぎます。

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最後がこのカナシデ(クマシデ)。 涼しげな葉姿が気に入って飾りました。 講師の方のコメントでは、上の方の葉・枝は落としてしまった方が懸崖が強調される、とのこと。 まさに仰る通りですね。

即売

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今回も頑張って即売を用意しました。 やっぱり展示会の即売は大きな楽しみだと思っています。

私は大した樹は販売できないので、挿し木しまくった苗木と、どうにも作りあぐねている樹と、もう使っていない大きめの鉢を販売しました。

他の会員さんは結構高い商品も販売していましたが、意外と売れるんですねこれが。 一方、1つ百円で販売した私の苗木は結構余りました。 苗木から盆栽を作ろうという人は世間では少ないようです(そもそも盆栽やろうという人が少ないw)

感想

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前回は谷とか川とかを見立てた風景にしてみて、あまりわかってもらえなかったということもありw、 床の間だとか、夏グミだとか、今回はだいぶわかりやすい展示をしてみました。

その結果はかなり成功だったという感触です。 こういった床の間飾りのようなものは盆栽飾りの本流からは外れるのでしょうが、我々の会のような趣味家の展示会で、かつ場所も植物公園の中という盆栽を趣味としていない人が多く来場する場所ということもあり、やはりわかりやすい飾りが良いのだということを再認識しました。

特に実ものとそれに合わせたチャーミングなカエル、このセットはとても受けがよくて、カエルはグミを食べるのかしら?と考えてくれた方も多かったです。

というわけで、今回は鉢だったり卓だったり小物だったり、そしてもちろん日頃手入れしている樹だったり、色んなところで自分らしい飾りができたように思います。 今回はたまたま、かなり色んなところまで手をかけることができましたが、今後は時間の制約などでそこまでできないかもしれません。 ただ、そんな時にもワンポイント、目を引くような工夫を続けていければと思います。

そして、ブログの方ももうちょっとタイムリーに書きたいw

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fujimax

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