春の手のひら盆栽展を開催しました

JR国分寺駅からほど近い殿ヶ谷戸庭園にて、ゴールデンウィークの前半に展示会を開催しました。

Mon, 30 Apr 2018 | 小鉢会

JR国分寺駅からほど近い殿ヶ谷戸庭園にて、ゴールデンウィークの前半に展示会を開催しました。

  • 日時:2018/4/28(土)-4/30(月) 9:00-17:00(最終日は16時)
  • 場所:都立殿ヶ谷戸庭園 展示室
  • 席数:8
  • 主催:小鉢会と草樹会の合同開催
  • 即売会:当初予定していましたが、都合によりキャンセルとなりました。楽しみにしていらした方には申し訳ありません。

展示会案内板

例年は敷地内の隅にある蔵の2階で展示をさせていただいていましたが、今回は受付のある建物の裏手の展示室を使わせていただきました。雰囲気のあるお部屋での展示会ということで普段とは少し違った趣きとなりました。

そんな展示会場で私は初めての展示をさせていただきました。 卓(ショク)と呼ばれる、花台や地板などもあまり持ち合わせが無く、百均素材や骨董市で買ったものなどを使って突貫工事でなんとか間に合わせたという感じになりました。

まず、そんな私の席から。

全体 全体の雰囲気です。

五葉松 どうしても飾りたかった五葉松。曲が全然ついていなくて、針金をかけたままの状態になってしまいました。ですが、この幹肌の古さがそんなものは全て吹き飛ばしてくれた、と信じています😁

なお、このお写真はinstagramで当展示会の写真をアップしていただいていた、ttxxxxさんに転載の許可を頂き、使用させていただきました。ttxxxxさん、どうもありがとうございました。

岩シデとサギ草 これまたどうしても飾りたかった岩シデ。私の盆栽の原点のような存在です。サギ草は、私の棚場にあった唯一の草物盆栽。普段はもっと大きな鉢に入れていますが、展示会のために、小さな鉢に水苔を使って植えつけました。

今回展示をしてみて初めて、この草物の大事さに気付きました。樹木ばかりだとどうしても全体的に固くなってしまう、重たい雰囲気になってしまいます。そこの草が混じっていると、そこだけとても軽くなり、バランスが取れたような雰囲気になるのです。

また、草樹会のKさんによると、センスの差が出るのもこの草物だそうです。 これまで草物はあまり興味が無かったのですが、樹木盆栽の引き立て役として、集めてみようかと思います。

黒松 写真映えが良くないのか、実際にモノの調子が落ちているのか。棚葉にあるときはもっと色ツヤの良い緑色の葉で、幹ももっと深い色だった気がするのですが。

去年の葉が伸び放題になっていて、去年芽切りをしていなかったんだねとご指摘を受けました。私がこの樹を入手したのはつい半年ばかり前のことで、芽切りについては知る由も無いわけですが、この葉の状態が全てを語っているということでしょう。

樹勢は悪くないと思うので、今年はしっかりと芽切りして、短葉に仕上げたいところです。

長良川もみじ 時節柄、どうしても新緑の美しいモミジを飾りたかったので、この長良川もみじを登場させました。池袋の誠香園さんで購入した小葉性のモミジです。

この樹は最後まで悩んだのですが、席全体の流れを見てもどっしりとした樹が続いてしまっているので、軽やかな動きを出したくて選んだということもあります。

ご来場いただいた方の目に一番止まっていたのがこのモミジだったような気がします。この軽妙な雰囲気を崩さずに、持ち込んでいきたいと思います。

続いて、他の方の席飾りを紹介します。

全体 小鉢会の講師を務めていただいています、K講師の席。

ケヤキ ご自身で実生から育てて、今年で20年になるケヤキです。気が遠くなりそうです。

イタドリ イタドリ。

カマツカ 鎌柄(カマツカ)。

真柏 そしてなんといってもこの真柏。かっこよすぎます。

モミジ モミジ、姫十二単、長寿梅。

全体 草樹会のKさんの席。

楓 普通のトウカエデだそうですが、この葉の小ささ!植え替えをしないでいると、こうなってくるとご本人は仰っていましたが、さて同じことが真似できるかどうか。

雪の下 これも普通の雪の下ですが、かなり葉のサイズは小さいです。小さい鉢で持ち込むとこうなってくるのだそうです。

紅チガヤ 良いアクセントになっている紅チガヤ。根洗いの飾り方も素敵です。

深山霧島 搬入日には咲いていなかったのが、最終日にはご覧の通り可憐な花が咲き始めました。この小さいサイズの花も良いですね。

ツタ 普通の夏ツタとは少し葉の形が違うツタですが、品種は何というかわからないそうです。

全体 草樹会のOさんの席。

ケヤキ 斑入りのケヤキ。

雪の下 雪の下。姫雪の下と言うんですかね?めちゃくちゃ葉が小さくて可愛いです。

アッツサクラ 花がとてもキレイです。アッツサクラという名前が変わっているなと思っていましたが、海外の品種なんですね。

ドクダミ 斑入りのドクダミです。

真柏 主木はこの真柏。

サルスベリ サルスベリ。

真弓 マユミです。

全体 同じく草樹会のNさんの席。

ツタ ツタ。

ネズ 杜松。

岩笠 三ツ手岩傘。

全体 小鉢会、F会長の席。

朝霞草 朝霞草、でいいんでしょうか?石付きで雰囲気があります。

モミジ モミジです。

ソナレ ソナレ。

ツタ ツタ。

ミセバヤ 日高ミセバヤ。

全体 草樹会、Mさんの席。

コデマリ コデマリ。

楓 カエデ。

真柏 真柏。

獅子頭 獅子頭。

水石 水石。

全体 最後に小鉢会、Mさんの席。

杜松 杜松。

モミジ 山もみじ。 この山もみじが本当に山もみじなのかという位、葉が小さくてみんなで感心していました。なんでも、普通のモミジの大木の、枝が1本だけ小さい葉が生えていて、その枝を取り木だか挿し木だかで作ったのだそうです。そんなことってあるんですかね、オドロキです。

ウマノスズクサ 馬の鈴草と熊柳。熊柳に実がなっていて羨ましい限りです。

五葉松 とても元気な五葉松。

ということで、駆け足のご紹介になりましたが、皆さんの樹を眺めながら日々の培養の苦労や工夫についての話に花を咲かせる時間はとても楽しいものでした。

また、私のとっては初めての展示となった今回の展示会ですが、正直これまで展示してみたいという気持ちはそれほど無かったんです。自分の納得のいく樹を作って自分で楽しめばいいじゃないか、という感覚でした。今でもその感覚はそれほど変わったわけではないですが、展示にはやってみないとわからないことがあり、色々と学ぶことができたのは収穫でした。盆栽の楽しみ方の引き出しが増えたように思います。

盆栽というのは、5年が1つの作業の区切り目と言われるほど、長い時間尺度の中で作っていくものですが、展示会という年に数回のタイミングが、このゆったりと流れる時間の節目節目となり日頃の成果を発表するひとつの目安のような存在にもなるのだと思います。

今回の展示会のように、あくまで趣味の展示会で出展料がかかるわけでもなく、それでもとても多くの人に(3日間で900人近く)見てもらえる、というのは私にとってもとても貴重な体験ですし、またこの展示会をきっかけに一人でも多くの人に盆栽の魅力を知ってもらうことができたらこれ以上の喜びはありません。

ということで、次は6月に神代植物公園での展示会が開催されます。そこでも是非席飾りを出してみたいと思います。

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fujimax

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